バックロードホーン 気ままに一言
ユーチューブ配信のBH - 渡辺章
2026/04/11 (Sat) 17:14:41
まずは私の安否確認から・・・(^^♪
一昨年の夏にマイコプラズマ肺炎にかかり、その影響が長引いて体力の限界を感じた次第でした。
ここに来て何とか体調も戻り、そろそろヤフオクへの出品作を造り始めようかと思っていたところです。
さてタイトルの本題に入りましょう。
以前から気になっていた自己満足のバックロードホーンもどきのユーチューブ配信に物申します。
まずお断りしておきますが、自己満足でも「バックロードホーン」の基本さえ判っていれば何の問題もありません。
出来の良し悪しは視聴者が決める事なので、私が口を挟む余地はありません。
一番の問題はバックロードホーン自体を理解されていない方が、または判ったつもりだけの方で、形だけを真似てバックロードホーンと紹介している点です。
そしてバックロードホーンに縁の無い方や素人さんたちが、それをバックロードホーンの音だと信じ、賛辞をコメントしているのが大問題です。
これは国内外問わず、バックロードホーンの研究開発をされてきた先駆者たちの名誉を著しく汚す結果にも繋がりかねません。
私のHPをご覧いただいている皆さんは、バックロードホーンの原理は概ねご理解されていると思います。
スピーカーユニットの諸元に適合したスロート断面積と空気室容量を持ち、スピーカーユニットの振動板に適度な負荷(ロード)を掛けて、そのユニットの持つ最低共振周波数f0より低い周波数を拾い出し、ホーンの単一方向性・拡大効果で豊かな低域特性を得る事が出来る仕組みのエンクロージャー。
それがバックロードホーンの基本中の基本なのですが、どう見ても基本自体をご存じない方がそれを「バックロードホーン」と称してユーチューブ配信しているのです。
そしてあろう事かご丁寧に周波数特性の測定グラフまで紹介しています。
当然そのユニットの最低共振周波数f0より低い周波数は全く拾えていません。
更には気柱内共鳴や定在波対策・位相歪対策もされていないため、ユニット単体の周波数特性より凸凹が細かく大きいという、これではスピーカーを適当な大きさの段ボールの箱に取り付けて聞いた方が良い音では・・・という様な有様です。
そして更なる驚きは、スピーカーユニットを他の物に交換して視聴し、それを配信している点です。
バスレフ型や密閉型なら判りますが、ことバックロードホーンに関しては、スピーカーユニットの諸元に合わないバックロードホーンエンクロージャーに取り付けたところで、真面に鳴る訳がありません。
そしてその結果、そのスピーカーユニット自体の評価に繋がる訳で、こんな事されたらそのスピーカーユニットの開発者がどの様に思うか・・・。
あげくの果てにfostexのFE103NV2を取り付けてみようか等と言い出す始末。
これ以上、スピーカーユニットの開発者に恥をかかせるのか・・・と怒り心頭でコメントを差し上げましたが、ご自身を非難されていると思われたのか、非表示にされてしまった様です。
いつまでも「バックロードホーン」と呼べない似せ物造りをしていれば、恥をかくのはその人自身ですので、私には関係の無い事ですが・・・
もっともバックロードホーンやスピーカーユニットの研究開発をされてきた方々は鼻にも掛けないでしょうが、何も知らずにご覧になっている方々は、大間違いと知らずに信じてしまう事が恐ろしいです。
その方が謙虚な方で教えを乞うのであれば、私の知識のや製造過程まで惜しみなくお教えするつもりでいましたが、この様な対応をされてはネ~・・・。
あくまでも非難ではなく、忠告または教えと捉えて頂けたら良かったのですが・・・。
その方のユーチューブチャンネルと送ったコメントを添付しておきます。
皆様のご意見ご感想も聞いてみたいと思います。
-------------------------------------
https://www.youtube.com/watch?v=HpT0Jcscek4
FE103NV2の「共振先鋭度」Qts (Q0)値は 0.46
それに対するスロート断面積と空気室容量は計算と過去の経験で以下の様に設定し、微調整を繰り返して最適解を求めました。
以下の数値の「-α」は微調整分です。
音道長は約2.2m / 断面積比65% / 空気室容量1.63-αリットル / スロート断面積32.6-α平方センチメートル
この数値を要してFE103NV2の試作2号機では最低共振周波数(F0)91.8 Hzを65Hz近辺まで拡大することが出来ました。
それに対して貴殿の作品は 断面積比70% / 空気室容量1.77リットル との公表値ですので、Qts (Q0) 0.46のFE103NV2でもスロート断面積と空気室容量は大きすぎると言えると思います。
今回視聴の北日本音響 F04610のQts(Q0)値は0.94 Visaton FR10のQts(Q0)値は0.67 はさらに「共振先鋭度」Qts (Q0)値が大きく、全くロード(負荷)が掛かっていないことがそれぞれの周波数特性で読み取れます。
北日本音響 F04610の最低共振周波数(F0)は120Hz Visaton FR10の最低共振周波数(F0)は90Hz
どちらのスピーカーユニットでもF0以下の周波数の拡大は出来ていません。
これはデーターと周波数特性のグラフが示す通り、まさしくスロート断面積と空気室容量は大きすぎる事によるロード(負荷)が掛かっていない事を示しています。(データーは嘘をつきません)
皆さんが聞いていた音はバックロードホーンの音では無く、スピーカー単体の直接音だったんです。
そして最大の欠点はスピーカーユニット単独の周波数特性に比べて全周波数帯に細かい凸凹が多い点です。
これは音道内で起こる気柱共鳴や定在波・位相歪の影響が大きく、開口部からは本来は音道内で吸収拡散してほしい中低音が漏れ出ていると思われます。
吸音材の設置状況や開口部直近での周波数特性も知りたいところです、
「良い音」の定義は数値やグラフで表すことが出来ないと言う事は私も認識していますが、数値やグラフはそれを裏付ける嘘のない真実である事も認識しておかなければいけません。
音が固まりで出てくる音楽ソースでは荒は見えにくいですが、「音の粒」と表現される様なアコースティック系のソースでは、原音と空気録音では雲泥の差が出る事でしょう。
特に基音がしっかり出て高域になだらかに減衰する倍音成分を持った弦楽器の音は顕著に現れるはずです。
これが巷で言われる「癖のある音」の正体です。
バックロードホーン造りの難しさを認識して頂けたでしょうか?
心を込めて作ったという今回の作品には敬意を称しますが、振動版にロード(負荷)が全く掛からずバックロードホーンとは呼べない残念な作品になってしまいました。
酷な様ですが、データーが全てを物語っていますので、ご納得頂けますよネ。
自己満足も悪いとは言いませんが、本物のバックロードホーンで視聴者様たちを唸らせる作品を期待したいと思います。
最後に改善策をご提案させて頂きます。
まずはスロート部分と空気室に粘土等で詰め物をしてサイズの縮小を図って下さい。
次に空気室内にグラスウールやポリエステル綿等を大量に入れて周波数特性を比べてみます。
最後の砦、開口部の曲がり部分にもグラスウールやポリエステル綿を・・・。
フワフワの状態までほぐしていれば音道を塞ぐくらい入れても低音成分はすり抜けてきます。
以上の対策の後に、再度動画公開されてみたら如何でしょう。
改善の様子は目に見えて判ると思いますよ。
今後のご活躍にも期待をしておりますので懲りずに頑張って下さいネ。
現在体調を崩して製作をしばらく休んでいますが、私なりの研究結果をまとめたHPがありますので良かったら覗いて見て下さい。
FOSTEX FE103NV専用に設計したエンクロージャーにP1000Kを取り付けたテスト結果も掲載していますので少しでも参考になれば幸いです。
https://sites.google.com/view/awblh/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
「物は試し」は研究者の魂 - 渡辺章
2026/04/12 (Sun) 21:11:11
今回の事で私なりの考えを述べておこうと思います。
他人の意見を真摯に受け止め、是非は別として試してみる事は研究者にとっては重要な事だと思うのです。
また現在誰もが普通に使っている物でも、失敗から生み出された物も多数存在します。
要は何事も新たに試してみないと何も起こらないと言う事ではないでしょうか?
今回はバックロードホーンというニッチなスピーカーシステムでしたが、これは先駆者たちが試行錯誤を繰り返し、その基本となる理論や数値を残してくれました。
しかしそれも完全なものではなく、まだまだ隠れた新事実を秘めているスピーカーシステムなのです。
その理由の一つにfostexのFE108EΣという高能率のスピーカーユニットがあります。
このスピーカーユニットはセオリー通りに造っても全くロードが掛からず、f0以下の周波数の拡大は出来なかったのです。
原因は通常に聞く音圧レベルでは高能率のスピーカーユニットにもかかわらず、コーン紙のストロークが普及タイプのFE103NV2と全く変わらなかった事が原因でした。
これも理論や数値を基に造り試験をし、何度も試作機を造り直して見つけた事実です。
「机上の設計だけで上手くいく事はない」それを突き付けられた出来事でした。
また気柱内共鳴に関し対策を思案していたところ、「音道内の並行する壁を無くせば良いのでは」という意見を頂き調べたところ、エクスポネンシャル方式で指数関数的に音道を広げていく方法に辿り着きました。
これはトランペットの朝顔に続く管の様に曲線で広がっていく様子がまさしくコレなのです。
これをバックロードホーンの音道にと思っても木材で曲面を造るのは無理な話です。
そこで考えたのが、ホーンの入口と出口の寸法だけを忠実に再現し、板を曲げずに直線で繋いで試した物でした。
これはHP内「バックロードホーンを造るうえでのこだわり」で紹介していますので、興味のある方は覗いて見て下さい。
結果的にこれが功を奏して気柱内共鳴の激減に繋がりました。
過去には音響メーカーのOBさんたちや、バックロードホーン初心者さんからのご提案も試し、実際に採用したケースも多々あります。
どんな研究者でも同様だとは思いますが、他人の意見は謙虚に聞き、試してみるのが物造りの基本ではないかと私は感じています。
「物は試し」は研究者の魂・・・
自己満足に留まらず、他人の意見を聞く耳や、不具合を放置せずに改善策を探る姿勢はいつまでも忘れずにいようと思います。
2026/05/02 (Sat) 14:39:27
https://www.youtube.com/watch?v=TIvTz_xfnko&t=302s
話題の方はとうとう懸念していたFE103NV2をバックロードホーンモドキに装着してしまいました。
他のスピーカーユニットよりは「共振先鋭度」Qts (Q0)値が小さいので、ロード(負荷)は多少は掛かっている様な音に聞こえましたが、スピード感の無いダラッとした低域でロードの掛かりが浅い印象です。
最も初期のFE103NV専用機を造るときに、断面積比70%・空気室容量1.8リットルも実際に仮組して周波数特性を測定していますから、これで完璧ではない事は既に実証済みですで胸を張って言える事なのですが・・・。
更に周波数特性を見て驚いたのが、最低共振周波数(F0)の91.8 Hz以下が段付きでカクっと下がっているのが気になります。
私が手掛けたバックロードホーンでこの様な特性を得られた作品は無く、F0以下はなだらかに減衰していくのが全てです。
開口部での周波数特性を測定しないと何とも言えませんが、低域の周波数特性の凹部分はホーンは開口部で定在波や逆相の干渉によるの影響を受けている可能性が考えられます。
聴感上は大きな影響は少なそうですが、ジャズ等のベースソロ等では敏感な方は違和感を感じる方が多いかも知れません。
ちなみに周波数特性での凹周波数83Hzあたりは「ミ」の音階となります。
ベースの基音周波数は60〜100Hzですから、意外と多用される音階かも知れません。
ここで疑問を持たれる方もおいでだと思いますが、実はスピーカーユニットの最低共振周波数(F0)以下も、音圧レベルは低いもののスピーカーいニットからは直接音として出ているのです。
ですから、最低共振周波数(F0)以下の周波数でも、逆相の干渉による位相歪は実在します。
実際にFE103NVユニットに90~50Hzの正弦波を入力して近くで聴いてみると、確かに音として認識できますので、機会がありましたら試してみて下さい。
最後に何度も言っていますが、原音と空気録音の聞き比べをしないとそのスピーカーシステム自体の評価は無理な話です。
下手おもすると、スピーカーユニットその物の評価と誤解される事で、その商品自体の印象を悪くしてしまう可能性が一番懸念される事だと強く感じます。
まぁ、このチャンネルでの私のコメントは非表示にされていますので、視聴者の皆様に真実を告げられないのが悔しいところでもありますが、私以上にバックロードホーンをトコトン研究されている方々には滑稽に見えている事でしょう。
一番残念なのは、「バックロードホーンも他のスピーカーシステム同様にスピーカーユニットを付け替えて楽しむ事が出来る」と言う間違った認識と、「バックロードホーンってこんな音なんだ」と認知してしまう事だと思います。
ここに来られている皆様は十分ご理解頂けていると思いますので、この様な間違った認識でバックロードホーンを紹介されている動画には、つまらない評価はなさらないと強く信じております。
無題 - 菅野
2026/04/26 (Sun) 11:21:00
私も10cmは手放せません。高域の美しさは他人様にはもったいなくて貸せません。
2026/04/26 (Sun) 13:12:02
FE103NV専用機とFE126NV専用機の高域特性は10kHzまではほぼ同一なんですが、周波数特性の測定結果ではFE103NV専用機は20kHzまで綺麗に伸びているのに対し、FE126NV専用機は10kHzから僅かに減衰していることが判ります。
それでも40代まで聞き取れると言う可聴周波数の14kHzは十分に可聴音圧レベルです。
フラットに減衰しているので、グライコ等で高域補正すれば同等と言っても良いと思います。
低域はどちらも65Hzまで可聴音圧レベルまで再現が出来ているので、この口径に対しては他を寄せ付けない性能を有していると自負しているのですが・・・(^^♪
まぁコスパを考えたらFE103NV専用機は最強ですよネ。
FE103NV専用機をご評価いただき、私も嬉しく思っています。
どうぞこれからも可愛がってあげて下さいネ。
お返事ありがとうございました。
ご挨拶 - 菅野
2026/04/25 (Sat) 19:14:42
3セットとも元気でおります。ただ12センチはいとこのところに出張してはいます。音がいいので貸し出し中です。和洋ポップスから矢沢まで楽しんでいるようです。
2026/04/25 (Sat) 20:00:22
ご連絡ありがとうございます。
3セットとも元気で安心しました。
40年ぐらい昔から造っては壊し造っては壊しを繰り返し、やっと皆様にお届けできる様なバックロードホーンが出来たのが2021年の夏でした。
流石に初号機は残っていませんが、同年に出来たFE103NV専用機から2023年の1月に完成したFE166NV専用機まで、我が家でも不具合なく元気で鳴っています。
やっぱり音楽のジャンルを問わず、何でも聴けるバックロードホーンは秀逸ですネ。
私的には16cmには敵わないものの、10cmであれだけの音を出せるFE103NV専用機が一番可愛らしく思えます。
今後ともご愛顧宜しくお願い致します。
大間違いのバックロードホーン視聴動画 - 渡辺章
2026/04/18 (Sat) 09:28:23
相変わらずトンチンカンな動画配信をされている方がいますが、バックロードホーン素人の視聴者さんたちに大間違いを吹聴している事が私にとっては辛くてどうしようもなく思っています。
しかも私のコメントは全て非表示にされ、間違いを視聴者さんたちに伝えられないのが悔しいところでもあります。
また、スピーカーからの空気録音だけ公開しているのも大問題で、原音との聞き比べが重要な点である事もご存じ無いようです。
他人の意見は真摯に受け止め、改善を図るのが本物の研究者です。
自分の意に沿わない発言を非表示にする等、本来有ってはならない事だと私は思いますが、皆さんはどの様にお考えでしょうか?
その方のユーチューブチャンネルと送ったコメントを添付しておきましたので、是非皆さんから間違いであることを公表して頂きたくお願い致します。
---------------------------------------------
https://www.youtube.com/watch?v=rB2_8JwBx6k
残念ながらどのユニットを取り付けた物でもバックロードホーンが引き出した低音では無いですね。
ロードが的確に掛かった低域はもっとスピード感があって、ドラムのアタック音がバシバシ聞こえます。
原音との聞き比べ無にこれをバックロードホーンの音と評価するのは大間違えで、下手をするとスピーカーユニット自体の優劣を評価したことになりかねません。
ちなみに2mのホーン長の場合、85Hz, 255Hz, 425Hzが正相に、170Hz, 340Hz, 510Hzが逆相になります。
これがスピーカー直接音との干渉した時に、85Hz・255Hzは大きく聞こえ、170Hz・340Hzは小さく聞こえるという厄介な現象が発生します。
示された周波数特性のグラフは、まさにそれを測定したに過ぎません。
また100Hz200Hzの山は開口部で起こる定在波の影響で、特にエコー成分の乗った原音とは異質の音として発せられていると思われます。
またバックロードホーンは元来、強力なマグネットを持った能率の良いスピーカー向きと言われていますが、能率だけでは説明がつかないユニットも存在します。
FE108EΣがそれで、普通に聞く音圧レベルでのコーン紙のストロークが、廉価版のFE103NV2とほぼ変わらなかった事が原因でした。
それも試作時点でスロート断面積等を微調整しながら測定した結果判った事で、設計通り造っても上手く鳴らないのがバックロードホーン造りの難しい点です。
バックロードホーンはスピーカーユニットの諸元に適合したスロート断面積と空気室容量を持ち、スピーカーユニットの振動板に適度な負荷(ロード)を掛けて、そのユニットの持つ最低共振周波数f0より低い周波数を拾い出し、ホーンの単一方向性・拡大効果で豊かな低域特性を得る事が出来る仕組みの専用設計のエンクロージャーなのです。
ですから、スピーカーユニットを取り換えて聞くなど、絶対にありえない事なのです。
バックロードホーンの動作原理を一から学びなおしてみてはいかがですか?
2026/04/18 (Sat) 22:30:13
「〇〇スピーカーはバランスが良い」とか「低音が出ていたのは○○スピーカー」とか「○○スピーカーがバックロードホーンらしい音」とか・・・。
個人の感想ですから私としては別にとやかく言うつもりはありませんが、バックロードホーンとして体を成さないスピーカーシステムである事を知らずに感想を述べているのが実に滑稽で居たたまれない心境です。
原音との比較視聴をすれば誰もこんな感想は絶対に出なかったでしょうし、それをさせなかった配信者も罪深いと心から感じます。
今回比較視聴した3種スピーカーの全てがユニットの持つ最低共振周波数f0より低い周波数を拾い出せていないばかりか、気柱内共鳴や定在波の影響・位相歪等の対策が全くされていません。
当然スピーカー単体の音では無く、バックロードホーンにアリアリの歪や癖のある音を評価した事になります。
価格差は当然あると思いますが、10リットル程のバスレフ箱に装着した方が良い音で鳴っていた事でしょう。
この様なバックロードホーンとして体を成さないスピーカーシステムで視聴し、評価をされたそれぞれのスピーカーユニットの設計開発者はどの様に感じるか???
私がそのスピーカーユニットの開発者だったら、きっと黙ってはいないと思いますが、皆さんはどの様にお感じでしょうか???
是非、ご感想をお寄せください。
ご挨拶 - 菅野
2026/04/17 (Fri) 20:01:53
どうしてらっしゃるかと案じておりましたが、身体も気合も立ち直った様子、安心しました。
Re: ご挨拶 - 渡辺章
2026/04/18 (Sat) 08:00:18
菅野様
ご無沙汰しています。
色々ご心配をおかけしましたが、やっと普通の生活に戻れそうです。
もともと軽い喘息があったので、それも回復期間に影響があったのかも知れません。
ところで、お求め頂いたスピーカーたちは元気にしていますでしょうか?
そろそろスピーカー製作を再開したいと思っていたところです。
今後ともご愛顧宜しくお願い致します。
ご連絡ありがとうございました。
オークション出品作、製造開始のお知らせ。 - 渡辺章
2024/08/27 (Tue) 12:24:56
孟夏に伴い作業場所のエアコン使用の費用が僅かな利益を食ってしまい、場合によってはマイナスになる懸念から製造を中止致しておりましたが、残暑もおさまりつつある為、製造を開始致しました。
最初の出品は「FOSTEX FE103NV2専用バックロードホーンエンクロージャー ピアノブラック調バージョン 22200円」を予定しております。
また出品時期は、今月末又は来月初めになる予定でおりますので、宜しくお願い致します。
FE108-Solのエンクロージャー - MooToo
2024/10/11 (Fri) 18:24:13
お世話になっております。先日、FE108-Solのエンクロージャー製作に関しましてメールさせて頂きましたMooTooです。もしかするとメールが届いていないのかなとも思い、こちらからもご連絡させて頂きました。渡辺様の方でご対応頂けないようでしたら、他の製作者様を探す必要がありますので、可否だけでもご連絡頂けますと有難いです。
何卒よろしくお願い致します。
FE166NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー - 石井俊三
2024/06/18 (Tue) 20:52:27
初めまして、この度標記の製品を購入させていただきました石井俊三と言います。宜しくお願い致します。
1 使用環境
マンションのリビング約20畳程度のライブ寄りの部屋、キッチンにも同ソースの音が聴けるようにJBL小型壁掛けスピーカーをサブで設置
2 使用器材
(1)購入するまで
アンプ マッキントッシュc40、ONKYO M5000r、CDプレーヤー YAMAHA cdx-2000、チューナー KENWOOD l-02t、スピーカー JBL 4311WXAアルニコ
(2)今回
購入したエンクロージャーにfe166nv2をセット
3 購入理由
JBLは良く鳴るが、低音のキレの悪さ高音の伸びがイマイチなので、バックロードホーンで改善を試みたかったため
4 良く聴くジャンル
ソースはCD、FM、TV
ジャンルはJAZZ、ロック、POPS、たまにクラシック
常態でFMは夕方から夜中までradio湘南聴きっぱなし
5 バックロードホーン歴
昔フォステクスBK-12を組み立て塗装、使用。自作で一度12センチユニット用のエンクロージャーを作成、ともにサブ的に使用していたが、JBL 4312B、YAMAHAテンモニに換装し、手放した。
バックロードホーンの音は土管のような音だと勘違いしていました。
6 その他の自作経験
主として12センチユニットのバスレフを5回くらい
現在残っている小型スピーカーはフルレンジ1発ハキハキした明るい音で手放せない。書斎で使用中
7 好みの音
鮮度があり、キレの良い音、ドンシャリ好きです。欲を言えば、さらにふくよかな温かみが有れば言うことなしです。
8 今回のエンクロージャー設置しての感想
先ずは製品の完成度の高さに脱帽、凄いです。この製品でこの価格、信じられないです。とても良いお買い物ができました。ありがとうございます。
音は、ネットワークを使っていない分、鮮度とキレがあり、高音の伸びもフルレンジなのにすごくあって大満足です。低音から高音までとてもフラットな感じがします。
低音の響き方は、乾いた軽い引き締まった低音かと思いきや、意外とふくよかな感じがします。大型ウーハーとは響きかたは違うけれど、ベースやドラムスがビシバシきて狙い通りです。16センチとはとても思えない素晴らしいエンクロージャーです。塗装もプロ並みですし、音も言うことなし、形もカッコ良いし、とても趣味で作成しているとは思えないです。また、値段設定がとてもお値打ち価格で、自分で作ったらとてもその値段ではできないと思いました。設計、部品購入、組み立て、塗装の手間隙考えたら20万円のに価値は軽くあると思いました。家内も音や形、とてもカッコ良いと大満足です。
会社化して渡辺ブランドを立ち上げて製品として販売したら良いのに、と思いました。
まだ、セッティングが完了したとは言えないですが、いろいろアンプを変えてみたり、もっと好みの音に近づくように試行錯誤してみたいと思います。
9 今後の希望
20センチ用のエンクロージャーを是非作ってください。
今のエンクロージャーで十分と言えば十分ですが、部屋の広さを考えるともう少し量感のある音が欲しいような気もします。
ユニットが大きくなると量感が増すのかどうかは良くわかりませんが、教えていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。
10 お礼
自作でも汎用品でもなかなかお気に入りのスピーカーに出会えない中、今回素晴らしい品質の製品に出会えてとても感謝しています。愛用させていただきます。本当にありがとうございました。
Re: FE166NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー - 渡辺章
2024/06/18 (Tue) 22:45:13
石井 様
この度はFE166NV・NV2専用機のご落札、誠に有難う御座いました。
また格別のご評価を頂き、時間を掛けて試作機を完成させた労が報われました。
HPにも記載していますが、目指した音は「TANNOYのAutograph」です。
バックロードホーンに起こる様々な不具合を一つ一つ改善していくと、特に尖った癖が無くなり素直な特性になります。
クラシックからPOPS、電子音源まで、様々なソースを無難に熟すバックロードホーンが完成する訳です。
市販されている物や歴代の名機と言われるバックロードホーンでも、流石にここまでは突き詰めて設計する事は費用対効果や構造の難しさ等で出来なかったと思います。
「とにかく安価で良い音を・・・」と言うコンセプトで製作に着手した訳ですが、いくら音が良くてもメインのスピーカーとしてご使用される方にとっては見栄えも良く無ければ満足感は得られません。
と言う訳で、如何に安価に見栄えの良い外観に仕上げられるかを実現させたのがこのバックロードホーンです。
主な材料は針葉樹構造用合板ですが、節や木目の粗さが目立ち外板には使えません。(安価な割に密度もあり、音響的には悪くはない素材です)
そこで3mmのシナベニヤを圧着してオイルステインで着色後にクリアー塗装を施し外板に使用しています。
内部は木目の粗さが幸いして開口部から出て欲しくない中高音成分は音道内で吸収拡散され、開口部からの音圧を下げてしまう吸音材の量を減らす事が出来ました。
これは試作中に偶然発見した事で、ウッドショック以前に使っていたMDF材に比べて空気室内の吸音材の量を3割程度減らす事が出来ました。
「組み立て、塗装の手間隙考えたら20万円の価値は軽くある」って言われると流石に嬉しく思います。
実は以前にも同様の話があり、奥様に内緒で落札された方が「1本10万はするでしょうから、明日からのお小遣いは1年間は半額ネ」と言われたそうです。
「スピーカー1セット分をプラスしても全部で6万円ぐらい」と言っても信じてもらえず、落札の明細を見せてやっと納得してもらったそうで、小遣いの半額は回避されたそうです(^^♪
「渡辺ブランド」嬉しいお言葉ですが、流石に量産できる程のスペースや時間も取れないため、今の状態が精いっぱいと言ったところです。
20cmに関しては以前にも同様のご要望を頂きましたが、20cmクラスになるとユニットその物だけでも低域特性は良いので、出来損ないのバックロードホーンでもそこそこの音は出てしまいます。
逆に高域特性は著しく悪くなるため、スーパーツイーターの追加は必須となるため、エンクロージャーが安価に造れたとしてもユニット代で高額になり、「安価で良い音を・・・」と言うコンセプトに外れてしまうため16cm止まりが最適ではないかと思っています。
今回取り付けたFE166NV2ユニットは新品だと思いますが、エージングには概ね50~100時間程の時間を要します。
聴かれるソースや音量でも違いますが、エージング終了に近づくと低域が安定し、その後の変化は小さいですが小音量でも低域が出やすくなる傾向です。
この音の変化も是非楽しんでみて下さい。
疑問や質問等あれば、遠慮なくお問い合わせ下さい。
音が安定した頃にでも試聴レポート等、頂けたら幸いです。
この度はご落札、誠に有難う御座いました。
渡辺
Re: Re: FE166NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー - 石井俊三
2024/07/24 (Wed) 20:46:44
渡辺 さま
製作の過程などまた、特性など記述していただきありがとうございました。毎日毎日たくさんこのスピーカーで聴いています。エージング⁇完了したと思われますので、安定した音の感想を書きますね。
先ずは、アンプをいろいろ変えてみた結果、なんと中華アンプの組み合わせが最強でした。ノブサウンドのプリアンプと、ノブサウンドのプリメインアンプを2台、パワーアンプとして繋ぎ、邪道ではありますが、それぞれのトーンコントロールで低音中音を上げています。
信じられないような低音が出ています。臨場感溢れて量感もあり、地を這うような音が出ます。それでいて高音もクリアです。
先日、妻の友人2人が音を聴きに遊びに来てくれました。バンドのキーボードを演奏する方です。音の迫力にぶっ飛んでいました。ずっと音楽を夜遅くまで聴いてくれて、離れられないと言っていました。また、他の部屋のそれぞれ異なるシステムの音と比較して、やはりこのバックロードホーンの音が1番好きだと言ってくれました。
もちろん、私も家内もです。ソフトによって(録音状態によって)聞こえ方は差異はありますが、洋楽も邦楽も、部屋中が音で包み込まれるような感じで、本当に幸せです。
因みに家内はユーロビート、ディスコソングをガンガンかけて踊っています。大満足だと言っております。
音が安定した感想をとりあえず書きました。
感謝感謝です。
また、音の変化があったら書きますね。
レポート有難う御座いました - 渡辺章
2024/07/24 (Wed) 22:29:13
石井 様
エージング後のレポート、有難う御座いました。
ここ数年の中華アンプの進歩は目覚ましくて、国産メーカーのミドルクラスのアンプの性能を軽く上回る物が沢山発売されている様です。
アンプの音の違いはダンピングファクターによるものとされていますが、国産メーカーのハイエンドクラスのアンプ以外は価格を抑えるために普及版の部品を使っており、入力側のカップリングコンデンサー等の部品も含め経年劣化は避けられないと思います。
とは言え音としては十分に満足いくレベルは保っているはずですが、価格的に製造コストの安価な中華製には意外とハイエンドの部品が使われている物が多く、聴き比べると中華製に軍配が上がる事も少なく無いと思います。
石井様も聴き比べて初めて音の差に気が付かれたのではないでしょうか?
トーンコントロールやグライコで好みの音を作れるのは、FE166NV2専用機が比較的フラットになる様なチューニングが出来た事とユニット自体の能率の良さが効いているのだと思います。
社会人になった頃に手に入れたパイオニアの30cmウーハー3ウエイバスレフは、クラブミュージック等のボコボコ低音をトーンコントロールで更に上げると籠った感じでとてもホールで聴く音とは異質のものとなってしまいました。
立ち上がりの良いバスドラのアタック音はバックロードホーンでないとなかなか再生は難しい様です。
皆さんに喜んで頂いて、苦労して設計し試作を繰り返した甲斐がありました。
真夜中に小音量で聴くジャズも良いものですので、そんな聴き方も是非に試してみて下さい。
貴重なお時間を裂いて頂いてのレポート、本当に有難う御座いました。
今後とも宜しくお願い致します。
ユーロビート好みの奥様にも宜しくお伝え下さい。
暑い日が続いています。
熱中症等体調管理に気を配らなくてはならない昨今、どうぞ体調を崩さぬ様ご自愛下さい。
渡辺
良い音ってどんな音?読みました。 - 菅野
2024/06/20 (Thu) 20:04:41
大変気に入ってくれた方がおり、私も喜んでおります。
渡辺様の自論を読ませていただきました。別なユニットがどう聴こえるか、ですね。私は耳に負担をかけない程度で、例えれば携帯の呼び出し音が聞こえる程度です。
これ以上耳をわるくせず死ぬまで音楽に浸りたいと考えております。夜にこうして冷茶と共に聴くのが最高です。」
Re: 良い音ってどんな音?読みました。 - 渡辺章
2024/06/20 (Thu) 21:22:42
FE166NV・NV2専用機、おかげさまで多くの皆様からご好評を頂き、嬉しく思っています。
「良い音ってどんな音?」お読み頂き有難う御座いました。
音に限らず物の善し悪しは比べる対象が無いとダメなんですよね。
話は変わりますが人間の耳って不思議な物なんです。
一般的には年齢とともに高域が聴こえ難くなる傾向で、私もご多分に漏れず12KHzは厳しい年齢です。
そんな訳で、「どうせ聴こえないんだからスーパーツイーターなんて不要ダ・・・」なんて思っていました。
ところが人間が聴こえないはずの超音波(20KHz越え)を含む音源を被検者に聴かせると、脳波のα波が主に後頭部に増加しリラックス効果をもたらすと言う論文が有ると言う事で、認識を変えなければならないと思いました。
一般的には年齢とともに高域が聴こえ難くなる傾向で、私もご多分に漏れず12KHzは厳しい年齢です。
そんな訳で、「どうせ聴こえないんだからスーパーツイーターなんて不要ダ・・・」なんて思っていました。
ところが人間が聴こえないはずの超音波(20KHz越え)を含む音源を被検者に聴かせると、脳波のα波が主に後頭部に増加しリラックス効果をもたらすと言う論文が有ると言う事で、認識を変えなければならないと思いました。
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282679431673984
しかしCD音源や一般的なアンプには高域が20KHzで切られている為、超音波(20KHz越え)で計測された結果が当てはまるかは不明ですがこんな経験は無いでしょうか?
それは比較的大きな音で音楽を聞いていたにも関わらず、ついウトウトと眠ってしまった事です。
これが実際にα波の増加に関連したのかは判りませんが、20KHz以下の高域でも同様の結果が得られている可能性はありそうです。
脳波を測る機材等は有りませんので、実証とまでは行かないにしても、ひょっとしたら日本生理人類学会の論評を実体験していたのでは無いかと感じています。
年齢とともに高域が聴こえなくなるのは仕方が無いですが、それでも高域まで素直に伸びるスピーカーで音楽を聴く事は、理に適っている様な気がしていますが如何お考えでしょうか?。
しかしCD音源や一般的なアンプには高域が20KHzで切られている為、超音波(20KHz越え)で計測された結果が当てはまるかは不明ですがこんな経験は無いでしょうか?
それは比較的大きな音で音楽を聞いていたにも関わらず、ついウトウトと眠ってしまった事です。
これが実際にα波の増加に関連したのかは判りませんが、20KHz以下の高域でも同様の結果が得られている可能性はありそうです。
脳波を測る機材等は有りませんので、実証とまでは行かないにしても、ひょっとしたら日本生理人類学会の論評を実体験していたのでは無いかと感じています。
年齢とともに高域が聴こえなくなるのは仕方が無いですが、それでも高域まで素直に伸びるスピーカーで音楽を聴く事は、理に適っている様な気がします。
冷茶はお口に合いましたでしょうか?
東北人は濃い目のお茶が好みの様ですが、私も同様でペットボトルのお茶も濃い味しか買いません。
しかし喉が渇いた時には濃い味は流石にゴクゴクは無理で、そんなさなかに今回の茶葉に出会った訳ですが、濃さでは物足りなさはあっても適度な渋みは清涼感があり何度もリピートする様になりました。
水出し冷茶の効能も飲み始めてから知ったのですが、意外と凄い効果が有るんです。
https://halmek.co.jp/beauty/c/healthr/7568
夜の素敵な音楽とテアニン効果、心も身体も休めると思います。
東海はそろそろと言うかやっと梅雨突入の様相ですが梅雨明けは例年通りと言う事で、また蒸し暑い夏がやって来そうです。
お互い、熱中症・脱水には注意しないといけませんネ。
ご無理の無い様、お仕事頑張って下さい。
Re: 良い音っての続き。 - 菅野
2024/06/25 (Tue) 20:25:12
渡辺様
CDが出始めの頃レコードにはα波があるとの記事を見たり、徳永英明の声にはα波が含まれているとか読んだ記憶があります。測って調べたとは記されてなかったように思います。私も局と適度な音量が合うと眠くなるのはよくあります。気持ちが落ち着くだけでなくα波も一役買っているのですか。
先日パソコンで調べたら10キロヘルツ止まりでした。高域は聴こえないようですが、自分では十分に楽しめてると感じています。
次は、氷水出し茶を作ってみます。身体を丈夫にしながらこれからの酷暑、乗り切ります。
熱中症に気を付けて喜ばれるボックス制作お続けください。
音の聴こえ方 - 菅野
2024/06/10 (Mon) 19:43:32
103NV2は第一印象が強すぎて中高音は103と私の頭では固定してしまいました。83NV2もきっといい音を出すと思います。ユーチューブはついでに色々と見まして、データがとか見た目がとか、正直自分の好みでいいのではと思いました。私は総額1300万円の音なんて死ぬまで聴けないので、得られる範囲内ので実際聴いて決めたいと考えています。例えば直近ではこれはいいんじゃないかなと思わせるのは今回の渡辺様のユニットに対する理論です。大いに期待を抱き、そして大当たり、オークションでスピーカーを覗くことはなくなりました。ヴォーカルもいいですよ。166NV2は少し内向きにしました。
充分に満足してますので、音質に神経尖らして聴かないのが本来でしょうから、突き詰めすぎず聴こうと思います。
Re: 音の聴こえ方 - 渡辺章
2024/06/10 (Mon) 22:07:03
今から四十数年前、秋葉原のオーディオショップで聴かせてもらったTANNOYのAutographが何の変哲もない音だったのですが、低域から高域まで素直な音でいつまでも聴いていたくなるような音でした。
友人宅のPioneer S-955は今でいうドンシャリ的音で、迫力は当時のスピーカーとしては群を抜いていたと思いますが、今考えると気合を入れて聴かないと爆音に負けてしまう感じで、LP1枚聴いたらヤレヤレと言う疲労感が有ったように思います。
人それぞれ音の好みはありますが、良い音だと思って聴いていたPioneerのS-955は音質的には優れていても、心に染みる音かと問われるとTANNOYのAutographに遠く及ばない感じがします。
最近は試聴できるオーディオショップも激減して気になる製品の音も聴けませんが、オーディオ評論家の試聴記を当てにしようと思っても、連中はAutographの様な自然な音よりは個性の強い中型クラスのブックシェルフ型を選んでしまう様です。
そんな訳でTANNOYのAutographの様な音を目指して造ってしまおうと思いた訳です。
FE103NV専用機は中高音の抜けの良さは近づく事ができても、口径38cmから出る低音には10cm口径では音の余裕と言う意味ではとても無理です。
口径を大きくせれば余裕も出ますが、エンクロージャーの大型化や高額になるのも面白く無いので、スペック的にも価格的にも手頃なFE166NVでじっくり時間をかけて試作した次第です。
どちらも口径以上のパフォーマンスを持ちながら、どんなソースも無難に鳴らしてくれますが、ジャズやクラシックは低域に余裕のあるFE166NV専用機で、ボーカルやアコースティック系等はFE103NV専用機と言う様な聴き分けを私はしています。
試作機が出来てからだいぶ経ちますが、未だに飽きずに聴けていますので、TANNOYのAutographを目指した結果は悪くはなかったのではないかと感じています。
菅野様も、どうか末永くご愛聴頂けます様お願い致します。
「良い音ってどんな音?」って言うタイトルで自論を述べさせて頂いていますので、良かったらご覧になってみて下さい。
ひょっとしたら既にご覧になっているかも・・・
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E8%89%AF%E3%81%84%E9%9F%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E9%9F%B3
無題 - 菅野
2024/05/17 (Fri) 20:14:19
もう一人の設備屋さん、今エアコンで忙しく日程調整中です。どうしても混ざりたいそうで。3人で聴いたらそれぞれの感想お伝えいたします。この前は大工の部屋で組んで即音出しでしたが、今度はエージングの進んだ音を聴かせられると思い楽しみにしております。
Re: 無題 - 渡辺章
2024/05/17 (Fri) 21:30:32
エアコン工事はこれからが忙しい時期ですから大変そうです。
お仲間が増えてオーディオ談義にも花が咲きそうですネ。
FE103NV2専用機・FE126NV2専用機・FE166NV2専用機とジャンルによって切り替えて聴いていますが、聴き慣れるとは怖い物で感動が薄れてきます。
そんな中で他の方の感想を聞くと、最初に聴いた時の印象が蘇ってくるから不思議です。
また逆に考えると感動が薄れると言う事は、スピーカーその物の存在感が遠退き、音楽そのものに浸っていると言えるのかも知れません。
相変わらずスピーカー造りを続けていますが、そろそろ新作の設計でも初めてみようかなぁとも思っています。
皆さんからのご感想が次の設計に生かせたら嬉しいのですが・・・。
Re: 166NV2について - 菅野
2024/06/03 (Mon) 20:38:44
昨日ようやく3人揃いまして166NV2をお披露目いたしました。先ずは外観で、メーカー品と並べてひけをとらない、塗装がしっかり仕上がっていると。いい意味でハンドメイドに見えないこの見た目は大事です。
音出し、前より低域が太く座りが良いとのことでした。
二人ともフルレンジを持ってないので、1発もいいものだなと言ってました。低域も十分なので高域のなかに低域が入り込むとすごくワイド感を感じるなあと感想を言ってました。いち音いち音がきれいに聴こえるとのこと。大満足していました。
自分の部屋では後ろは壁で,大工ン家ではAー7の前に置いたのですが、渡辺様の言う部屋や置き方で音が変わるが実感できました。壁の反射が少ない分音が周りに逃げるのか何か違うな、物足りないなと、音が自分に向かってこないような感じがありました。場所が変わると聴こえ方が変わるんですね。自分の部屋で壁からの離し方など最適を探そうと思っています。
だんだん耳が慣れるそうですが、106と166の2台があれば微妙に違うので慣れ防止になりそうです。
もし新作を考えたら協力させていただきます。
Re: 無題 - 渡辺章
2024/06/03 (Mon) 23:09:05
お仕事お忙しい中、有難う御座いました。
フルレンジの中でも低域の余裕と高域まで伸びる特性を併せ持つのは普及版のユニットではFE166NV2だけだと思います。
フルレンジ一発なのでセパレーションも良く、音像定位は他の高級機に負けず劣らず秀逸だと思います。
皆様に好評を頂き、3ヶ月を費やして試作機を試行錯誤しながら造った甲斐がありました。
リスニングルームの環境による音の変化はかなり大きいと思います。
特に効くのは部屋の残響と定在波で、スピーカーから放出された音は天井や床・壁等に当たって反射しリスニングポイントにも届きます。
直接音と反射音との時間差でエコー成分が発生し曖昧な音になりますが、残響を減らし過ぎるとつまらない音になってしまう事が多いので、残響は適度に残すのが良い様です。
また位相が変わってい届いたら、同相では大きく逆相では音を打ち消しあって周波数特性は凹凸が増えて良い音にはなりにくいんです。
その対策としてユーチューブで紹介していますのでご覧になってみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=5wBuWBHj2is
またスピーカーの向きですが、低域は無指向性寄り・高域は指向性が強いので、リスニングポイントに向ければ低域から高域までバランスの良い音が得られ、音像定位もよりはっきりします。
スピーカー横の壁の反射は音の大きさに寄与している様ですが、左右で壁内部の構造による反射の違いがあるため、僅かでも離した方が良い様に感じます。
良い音が鳴る位置や向き・定在波対策等、色々試して探すのもオーディオの楽しみの一つになりますので、こだわり始めると意外と飽きないものです。
新作、8cmユニットを使ったバックロードホーンを考えていますが、コンパクトでそこそこの低音で纏めるか、大きくても低域の拡大を狙うか思案中です。
菅野様がTVサイド等、サブ的なスピーカーを追加しようとしたら、どちらが良いと思いますか?
Re: 166NV2について - 菅野
2024/06/07 (Fri) 19:53:30
そうです。1発だからこその音なんです。中域が太いです。私の2ウェイと比べてですが。置き方も教えていただいたこと参考にいじってみます。ユーチューブもいくつかいただいたのを開きました。少しではありますが理解できました。バスレフダクトも計算で出るんですね。以前本で100パイのダクトで長さを変えて自分の耳で決めるなんてものを読んだ記憶があります。
8センチですか。理想はまんべんなくですが、低域は重石の意味でほしいかな。高域は出やすいのでしょうか。我々3人は106NV2からでたときの高域に唸りましたから。今でも高域は106が1番だと私は感じています。166NV2の時は2人とも唸りませんでした、すみません。どんなのを考えるか私も楽しみにしております。
Re: 無題 - 渡辺章
2024/06/07 (Fri) 22:11:54
スペック上の高域特性は、FE166NV2・FE126NV2は20kHz、FE103NV2は22kHzと可聴周波数を超えているため聴感上では全く違いは無いのですが、中低域の音の厚さが印象を変えているんだと思います。
またFE166NV2ユニットはダブルコーンタイプなので指向性が他に比べて狭く、6kHzを超えた周波数帯は正面から外れると大幅に音圧が落ちます。
さらに沢山の機材や人数の多さは高域を拡散してしまう傾向が強いので、設置環境や聴かれる位置で音の印象はだいぶ変わってしまうんですよね。
FE166NV2専用機に比べてFE103NV2専用機はスリムな事で位置調整も簡便な分、直接音がダイレクトに耳に飛び込んでくるので、中高域の綺麗さが際立ったんだと思います。
元々のFE103NV2のパフォーマンスの高さは、ご納得頂いたのではないでしょうか?
先日もお話ししていますがFE166NV2専用機の設置は、とにかくリスニングポイントに正対する向きに置く事が最優先です。
壁からの位置や部屋の定在波対策は、スピーカーの向きが決まってからの方が良いと思います。
バスレフは計算が面倒なだけで、それさえ克服できればバックロードホーンほど面倒な調整はありませんが、低域はポートの共振に頼るので拡大幅が限られるのが私としては面白くない点です(^^♪
バスレフの設計
https://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza13.html
共振周波数の計算
https://www.diy-sound.net/bassref_calc.html
両者ともかなり昔から公開しているHPですが、久々に覗いてみたらリニューアルされている様でした。
設計予定の8cmユニットはFostexのFE83NV2です。
スペック上の周波数特性は149.7Hz~22kHzですので、高域はFE103NV2と同等ですが低域は流石に口径8cmではこれが限界です。
どこまで低域を伸ばせるか、試行錯誤しながら頑張ってみますネ。
YouTube配信の音に関する情報 - 渡辺章
2024/05/17 (Fri) 16:17:57
以前HPや掲示板で「YouTubeでUPされている音源はデジタルフィルタリングされているため高音質では試聴できない」と言うお話をさせて頂きましたが、現在では20Hz→20kHzの配信が可能になっている様です。
詳しい解説は ↓ 下記URLをご覧になってみて下さい。
https://ryoelectric.sakura.ne.jp/wp/videosite-soundquality/
尚、旧スペックでのアップローでは30Hz~16kHzのままで、全ての音源が高音質では無い事もある様です。
また、お使いいただいているブラウザによっては高音質の再現が出来ない場合もある様です。
とりあえずの見分け方は、画質が「HD」以上ある事が第一条件で、更に動画画面を右クリックして現れたドロップダウンメニューから一番下の「詳細統計情報」を選択し赤矢印の「Opus」が(251)だったら高音質との事ですが、さらに詳しい情報をお持ちの方がおいででしたら解説をお願いしたいと思います。(添付画像 一番下)
YouTubeで試聴に使われる曲と周波数特性計測用の周波数スイープを実際に測定してみましたので添付画像と合わせてご覧下さい。
(添付画像はクリックすると拡大画面になります))
「Love or Lust」
https://www.youtube.com/watch?v=u0cq7if3tr4&list=WL&index=2
「Cruiser」
https://www.youtube.com/watch?v=1kCxSNLCOcY
「Destiny in the Next Life」
https://www.youtube.com/watch?v=YgPIXKct-MQ
「Get 'er Done」
https://www.youtube.com/watch?v=zOTTsOG89-k
20Hz→20kHz 周波数スイープ Ⅰ
https://www.youtube.com/watch?v=Y5vS13JQ2uQ
20Hz→20kHz 周波数スイープ Ⅱ
https://www.youtube.com/watch?v=ULNWHhB9mbs
現製品・ビンテージについて - 菅野
2024/05/01 (Wed) 19:59:42
メーカーはあまり古いと治せないと断ります。新品のスペックに戻せない、アンプのガリ修理と違ってスピーカーなら違う音になるのがわかっているのでしょう。
NVはいずれもいい音で、103NV2はあのサイズで、今は朗々と鳴っています。ご安心を。
Re: 現製品・ビンテージについて - 渡辺章
2024/05/01 (Wed) 21:27:23
メーカーはダメでもスピーカーのリペアーを専門にやっている工房等が有るんですよ。
十数年ほど前、川崎市の片田舎でスピーカーリペアー専門に細々と店を構えていた方が居ましたが、残念な事に既に廃業された様です。
HPで検索すると、意外と多くヒットしてきます。
腕の善し悪しは不明ですが、場数を踏んでいる以上、素人よりはマシな作業をされると思いますよ。
想い出の品等あれば、ダメもとで依頼するのもアリかも知れませんネ。
中には順番待ちの工房もある様です。
https://www.chmj.co.jp/index.html?yclid=YSS.EAIaIQobChMIr7X5nrPshQMVZQx7Bx3byAy2EAAYASAAEgLa9fD_BwE
https://www.onken.jp/
http://jbl43.com/?mode=f9
https://relicfreq.com/
我が家では歌謡曲等は10cm・BGM的イージーリスニングは12cm・ジャズ クラシックは16cmと自然と選び分けて聴いています。
低域の余裕を除いて特に音的に大きな違いは無いので、こだわる必要もないのですが・・・。
と言いながら気付かずに10cmでクラシックを聴いていた事もあるので、「こだわる」とはとうてい言えませんネ(^^♪
Re: ビンテージについて - 菅野
2024/05/09 (Thu) 19:38:25
ビンテージものは妥協して聴いています。初めて買った251MKⅡは音質はともかく音が出るし、アカイのオープンデッキも捨てられないしです。2台目,3台目は捨てるのに、微妙なものです。
スピーカーのリペアーも考えましたが、2S-305も古すぎて、渡辺様の言う通りコーン紙、エッジ等変えれば別物の気がします。DS-70CやSPー3005が残ってて、聴き比べにはいいものではありますが、
老兵に若いのと戦えと言うには無理がある気がします。
さて、こうして聴いていて思ったのが箱の大事さです。ユニットと相まって箱が良くないといい音は望めないのですね。JBLのウン十万のウーハーだって箱が悪けりゃ見合った音はだせないでしょう。ユニットと箱と、奥の深いものがあって、見つけたら最高なのでしょうか。
Re: 現製品・ビンテージについて - 渡辺章
2024/05/09 (Thu) 21:54:13
スピーカーユニットとエンクロージャーの関係は微妙な物があって、どの組み合わせが最良だと言う事は言えないのだそうです。
メーカーでは現在は様々な計算式とシュミレーションで予備設計を行った上で試作機を作り検証を繰り返して造り上げていきますが、その設計でも聴く部屋の環境次第では検証結果と同じにはならない事を承知の上で販売しています。
「試聴して買ってきたのに、家では同じ音が出ない」と嘆く方のほとんどは、聴く場所の環境の違いと言っても良い様です。
バックロードホーンを除くバスレフや密閉型は一昔前は横幅より奥行きが長い物が多かった様ですが、置い場所の制限を解消するとともに箱の容量を稼ぐ意味があるんだそうです。
ところが奥行きが長い事で共振による低音の膨らみ方が鈍化し、キレの無い低音になってしまうディメリットが生まれるそうで、JBLは逆に奥行きを短くし横幅を広げてパンチの効いた低音に仕上げているとの事です。
251MKⅡもそうですが、4312が世に出てからは同型のエンクロージャーが増えてきたようですね。
キレの無い低音って言うと良くないイメージですが、フルオーケストラを聴くには悪くはないセッティングなんだそうですよ。
各社、色々創意工夫が有るんですよね。
昔オーディオショップの店員さんが教えてくれた受け売りですが、4312の形の秘密が判ってとても良い勉強になりました。
ビンテージはビンテージなりの音の劣化がありますが、それを楽しむのも音楽ですし、レストアして新品当時の音に近づけて楽しむのもアリだと思います。
但し新品当時っていうのがどんな音だったのかが判らないと、レストアの結果が成功か失敗か判らないなんて事もあるので難しい選択ですよネ。
JBLを中心にスピーカー丸ごとレストアしている会社がYoutubeで試聴動画を公開していますので、良かったらご覧になってみて下さい。
レストア品と言えど私には高価すぎて手も足も出ませんが、聴くだけならタダですから・・・。
https://www.youtube.com/@KenrickSound
Re: 現製品・ビンテージについて - 菅野
2024/05/15 (Wed) 19:44:06
渡辺様のおっしゃる通り高い、ですがこの時代職人が数日手を掛けたら数万円はふつうだと思います。
しかしデリケートなものなのですね。和室と洋室では確かに違いました。ジャンルでも変わるとなると終わりが見えなくなりますので、私はこの度の初めてのバックロードホーンで音質、音色と共に音楽を味わいます。とても楽しみです。
Re: 現製品・ビンテージについて - 渡辺章
2024/05/15 (Wed) 20:42:26
「妥協」って言うと言葉が悪いですが、どのレベルで折り合いを付けるかの問題なんですよネ。
軍資金が有ってとことん凝りたい方はハイエンドを選べば良いですし、そうで無い人は限りある予算でコスパの良い物を選べば良いだけの事ですから話は簡単です(^^♪
ところが何が良い音かを見失っているオーディーオマニアも一定数いるんですよネ。
「高けりゃ良い音が出る」と信じ込んで有名オーディオメーカーの高価なセットを並べ、聴いている曲はAKB48だったりして・・・
ご紹介したJBLをレストアした物の試聴動画も、同曲をオリジナルのCDと聴き比べると低音も高音も出過ぎて原音に忠実とは言えません。
確かに良い音ですが、部屋の反響が加わって聴く曲によっては違和感を感じる事もあります。
聴く環境が変われば音も変わると言う認識を持っていないと、せっかく高価な物を買っても宝の持ち腐れってな事になりかねません。
サックス型のバックロードホーンの場合、洋間の様な残響が多めの部屋は開口部にポリエステル綿多めに、和室の様な残響の少ない部屋では綿を全く入れない、と言う様なチューニングが可能ですので試してみて下さい。
FE166NV2専用機もそろそろエージングが終わる時期ではないでしょうか?
小音量でも低域が聞こえだしたら、ほぼエージング終了のサインです。
FE166NV2専用機の開口部へのポリエステル綿、増減も試してみて下さい。
そうそう、A―7の大工さん、FE166NV2専用機の音を聴いて頂きましたでしょうか?
低音「ドカンドカン」のソース、FE103NV2専用機よりは数段迫力がありますからネ。
オール新品を聴いて - 菅野
2024/04/30 (Tue) 20:12:56
コーン紙もエッジもマグネットもみんな変化、悪い方へですが、わかってても昔の銘機といわれるものを追いかけてたことからやっとおさらば致しました。2S-305も捨てました。今も大事に聴いている方ごめんなさい。あくまで趣味とこだわりのせかいですので悪意はありません。新品はいい音です。データ通りの音がそこから聴こえる、とても気持ちよく安らぎます。
今の私のこだわりはこのシステムで楽しむ、ここに落ち着きました。
外から大中小と並べて暫し聴いて1台は息子へ、米津玄師をいい音で聴くと思います。
音が落ち着いたころまた投稿いたしますね。
Re: オール新品を聴いて - 渡辺章
2024/04/30 (Tue) 21:37:41
経年劣化はスピーカーに限らず必ずありますよネ。
寂しい話ですが見切りを付けるかリペアーするかの二者択一になると思います。
但しスピーカーユニットのリペアーの場合、どう変化するか判ってやるなら良いですが、ユーチューブ等で紹介されていると何の疑いも無く真似てやってしまう方が多い様です。
特にコーン紙の塗装は駆動系の重量を増やしてしまう事で、Qms(機械的共振)が大きく変化し、低域の再生限界は下がりますが高域は出にくくなります。
密閉型やバスレフ型では、スピーカユニットその物の音を楽しむと言う意味ではアリですが、バックロードホーンの場合はQms(機械的共振)の変化に伴いQts(Q0)値が変わる事で空気室容量やスロート断面積が最適値から外れてしまい、バックロードホーンとして成立しなくなるので、リペアーはお勧めできません。
古くなればユニットの劣化も激しくなりますが、どうしてもリペアーしたければメーカー等の専門機関を探して修理依頼をした方が賢明です。
ここ数年のスピーカーユニットは廉価版を除いて最新の素材が使われている事が多く比較的寿命は長そうです。
個人的には現在発売しているユニットへの交換はベストなタイミングではないかと感じています。
fostexのNV系、バックロードホーンには最適なユニットだと試作段階からつくずく感じていました。
最初のFE103NV2専用機、そろそろ音が落ち着いてきた頃ではないでしょうか?
外観について - 菅野
2024/04/23 (Tue) 19:32:45
渡辺様
合板やMDFが丸裸の製品が殆どの中、渡辺様は外観に拘っている作りで、部屋に置いても高級感のある存在です。長く飽きずに手元に置いておくものですから、美しく仕上げて出品していただけるのはありがたいです。このエンクロージャーを眺めながら聴くのは気持ちも落ち着き、くつろげます。
Re: 外観について - 渡辺章
2024/04/23 (Tue) 21:04:24
菅野様
オークションに出品を始める以前のバックロードホーンはMDFで無塗装で造っていました。
冬に仕上がってしばらく聴いた後、新たに設計したバックロードホーンにユニットを付け替えて楽しんでいたのですが、しばらく物置に放置していたバックロードホーンの音と聴き比べがしたくてユニットを戻したら、音がスカスカになっていたんです。
その頃からスマホで周波数特性を測っていたのですが、たまたまスクリーンショットで当時の測定結果が残っていたので比べてみると、低域が全くの別物になっていました。
エアコンの効いた部屋で2週間弱の間隔を置いて測定してみると、以前の特性に近づいてきました。
原因は湿度の問題だった様です。
開口部がバスレフ等と比べるとかなり大きく、音道を構成している板材も外気に直接触れているため、湿度の影響は大きいんだと思います。
ず~っと同じ部屋に設置して聴いていれば、音の変化量は小さいので気が付かないんだと思いますが、流石に梅雨を越した物置の環境はMDF製のバックロードホーンには過酷過ぎたと思います。
内外装とも防湿性の高いアクリル系の塗装を行うようになった最大の理由はその湿度対策です。
ちなみに「バックロードホーンはエンクロージャーもエージングが進むと音が良くなる」と言う評論がありますが、スピーカユニットの様な物理的な変化が無いのに何故?と思っていましたが、要は部屋の湿度に馴染む事で音が安定するだけの事では無いかと思っています。
そしてその音に聴き慣れてしまえば、良い音の様に音が変わったと錯覚している様な気がします。
そして思わぬ副産物は内部に艶消し塗装を施す事で、中高音が乱反射・拡散を起こし、吸音材の量を減らす事が出来ました。
またこの掲示板の下の方に「塗装と鏡面仕上げの勧め」と言うタイトルで記載しましたが、鏡面仕上げをすると明らかに音が変わる事です。
あるユーザーさんから「音離れが良い」と言うコメントを頂きましたが、FE103NV専用機・FE126NV専用機・FE166NV専用機いずれも仕上げの後では確実に音が前に出てくる様になりました。
鏡面仕上げが何らかの作用をしているのは間違いなさそうです。
そして最後はやはり「見た目も大事」と言う結果になるのですが、リビングに置きたい方も一定数いらっしゃるので出来る限り拘りたいですよネ。
元々は機能重視の塗装でしたが、最終的には「見た目」に繋がった塗装遍歴となった訳です。
Re: 外観について - 菅野
2024/04/25 (Thu) 19:44:23
大工のワーフェデールも黒鏡面仕上げでした。103NV2がもし合板だったら褒めなかったかもしれません。
出る音に伴う見た目の品格があって対等に比べられたと今思います。
何度も失敗して1台の完成品が生み出されるのですね。
その努力に敬服いたします。
Re: 外観について - 渡辺章
2024/04/25 (Thu) 21:25:36
菅野様
創造の館で「スピーカーの音質と見た目の関係」と言う面白い動画が公開されています。
音は音でしょ・・・って思っていましたが、見た目から誘導される音のイメージって言うのもある様な気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=5MJY0ytd68o&t=535s
黒は特に塗装を重ねる度に水研ぎで平滑面を造らないと、クリアー塗装後の鏡面の歪みが目立ってしまうのが難点で、磨き過ぎると再度やり直しって言う失敗を繰り返してきました。
塗料の濃度と削る量が難しく、今でも一発で満足なデキにはなりません。
毎回試行錯誤しながら塗装工程を行うので、時間が普段の何倍かかるか判りません。
次はスプレーで挑戦してみたいと思いますが、造ろうと思い立つまでにいつも時間が掛かってしまいます。
ワーフェデールの鏡面仕上げ、綺麗だったでしょうネ。
Re: 外観について - 菅野
2024/04/26 (Fri) 20:26:06
大工の部屋が少し暗かったのもあってか、渡辺様のも対等に見えました。3人でいいねと唸っていました。
1番高級に見える箱を持ち込んじゃったんですね。
プロでも渋い顔をするものをよくやってくれると感服しております。削った粉も舞うことですし、私のパテサンダー掛けとは比べ物にならないぐらい難儀だと想像いたします。
Re: 外観について - 渡辺章
2024/04/26 (Fri) 21:01:57
菅野様
実は裏技がありまして・・・。
凸凹の木肌のまま水性のアクリル塗料(艶消し)で捨て塗りしてからパテ埋めすると水研ぎが可能なんです。
粉も舞う事が無いし100番程度の粗い耐水ペーパーで大胆に削れますので、その後の作業の効率がだいぶ良くなります。
捨て塗り後のパテ埋めで剥がれる心配が有りましたが、艶消しの塗料が功を奏してガッチリ食いついてくれました。
お仕事のお役に立つようでしたら、是非試してみて下さい。
水性のアクリル塗料(艶消し)は安いものでも効果は変わらない様なので、下地が透けてしまう様な仕上げでなければ売れ残りそうな変な色でも良い様です。
無難で安価なのはN-95ピュアホワイトですが・・・。
渡辺
Re: 166NVについて - 菅野
2024/04/29 (Mon) 20:16:09
3役揃いましてドッカとしたと言うか気持ちが落ち着きました。ヤフオクでスピーカー関連は興味がまるっとなくなりました。この3台のこれからを考えるとすごく楽しみです。
音のコメントはまだできませんが、外観だけ、ピアノブラック、ピュアホワイトに劣らず縁どりとマホガニー調のツウトーンカラー艶出し塗装、鏡面仕上げと呼ぶのかわかりませんが、とても落ち着きのある高級感を感じます。出る音と外観がマッチしています。
レイアウトやアンプ等どうまとめるかしばらくは試行錯誤です。
FE166NV2専用機 - 渡辺章
2024/04/29 (Mon) 22:23:20
菅野様
FE103NV2専用機・FE126NV2専用機・FE166NV2専用機とも音の傾向は似ていて、低域の正弦波を再生させるとダラ下がりで20Hzまで周波数特性でも実聴でも確認できますが口径が大きくなるにつれて低域の余裕が増してきます。
特質すべきは口径16cmのFE166NV2ユニットでも高域が20KHzまで伸びている点で、スーパーツイーター無しでも十分に綺麗な音が楽しめると言う事です。
3セット並べる場合は外側から16cm12cm10cmとリスニングポイントを中心に扇形にする事で聴き比べも楽になりますのでお試し下さい。
これからエージングによる音の変化が楽しみになりますネ。
音の変化を楽しむのは新品のユニットを取り付けた人の特権ですので、この機会に是非体験してみて下さい。
私の場合はチェロの独奏(バッハの無伴奏チェロ組曲等)で楽しんでいました。
どうぞ末永くご愛聴頂けます様、お願い致します。
この度は短期間に3セットのご落札を頂き、有難う御座いました。
渡辺